伊,金属機械部門ゼネスト[国]1963.2.8
伊,金属機械部門ゼネスト[国]1963.2.8
1944年に成立した労働総同盟(CGIL)は内部対立から’48~49年に分裂し,’50年代にはCGIL,CISL,UILの3組織が激しく抗争を続けたため労使関係は経営者側に有利に傾いた.労働協約の更新をめぐる’62~63年の金属機械労組の闘争は,各組合間の統一闘争を強固にし,こうした状況の転換に大きな役割を果たした.闘争の結果,第2次世界大戦後これまで労組が否認していた企業別の協定は産業別協約中で公認された.また,組合役員の労働者に対する有給休暇や無給専従休暇が認められ,企業内の掲示板を労働組合が利用できることなども定められている.〔参〕S.Turone,Storia del sindacato in Italia 1943-1966,1981.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。