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八幡製鉄職務給実施[経]1962.7.1

八幡製鉄職務給実施[経]1962.7.1

   鉄鋼大手3社は1962年春闘で職務給導入を提案,八幡では同年7月1日付で実施され,職務給・能力主義的労務管理拡大の嚆矢となった.導入の背景には,技術革新の進展に伴う労働の質の変化,高成長に伴う若年労働者の賃金上昇と高齢者との格差縮小,労働力構成の変化などの要因が存在したが,基本的には,企業が従来の年功的熟練を土台にした職場秩序(年功序列・技能序列・昇進序列・賃金序列)を,職務内容を中心とした新たな職場秩序に再編成しようとし,能力主義管理を強化しようとしたところにあった.なお,この職務給は,のちに職務遂行能力を基準とした職能給に改編された.〔参〕《八幡製鉄労働運動史》続編中巻,1975.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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