オスロ宣言[国]1962.6.2
オスロ宣言[国]1962.6.2
社会主義インター理事会で採択された行動綱領的文書.同インター結成時のフランクフルト綱領を再確認する一方,その後の10年間について新たな世界情勢への対応を示し,旧植民地諸国である新興国への工業国からする経済援助を説くなど,植民地問題の南北問題的把握を示した.また,スターリン批判以降の共産主義国について〈自己の唱えるところが絶対的に正しいと主張〉する立場であるとして,〈フランクフルト宣言〉と同じように社会主義からの排除を求めた.日本からの参加者は,民社党が賛成,社会党は宣言の問題点を批判して採択に参加しなかった.〔参〕民主社会主義研究会議編《大系民主社会主義》2巻,1980.⇒1951[国]6.30.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。