新日本窒素争議[労]1962.4.21
新日本窒素争議[労]1962.4.21
〈安定賃金〉反対闘争の代表的争議.合化労連新日本窒素水俣労組は,1962年4月17日の会社提案〈安定賃金〉(’62年同業6社平均妥結額マイナス500円,’68年同上プラス500円,’64年,’65年同上プラス1000円)を拒否,合化労連の闘争資金援助,オルグによる全面的支援をえて7月23日以降全面無期限ストライキを中心とする闘争を展開.これに対して会社はロックアウト,第二組合づくりなど組合切り崩しによって〈安定賃金〉の強行をはかったが,最終的には’63年1月21日熊本地労委あっせん案(’62年2600円,’63年同業8社中上位6社平均妥結額プラス500円,’63年地労委仲裁,争議指導者2人の自発的退職など)で妥結した.〔参〕《合化労連20年史》1971.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。