社会主義理論委員会[政]1962.3.15
社会主義理論委員会[政]1962.3.15
社会党の第21回大会で構造改革論争が展開され,綱領問題が〈長期理論委員会〉で検討されることになった.その結果,社会主義理論委員会が設置され,構造改革論争に一応の決着がつけられるとともに,平和革命論の新展開が試みられた.社会主義理論委員会の委員長に鈴木茂三郎,事務局長に勝間田清一が選ばれ,事務局を木原実,貴島正道,藤牧新平,高沢寅男,横山泰治らが構成した.委員には飛鳥田一雄,石橋政嗣ら20人が選ばれている.社会主義理論委員会は,その検討結果を大会に報告し,最終的には〈日本における社会主義への道〉を綱領的文書としてまとめあげた.いわゆる〈道〉は第24回大会(1964年12月)で承認され,第27回大会(’66年1月)で完結した.〔参〕日本社会党編《日本社会党綱領文献集》1978.⇒1964[政]11.21.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。