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1961.アイゼンハワー告別演説

1961.アイゼンハワー告別演説

   [国]1.17 アイゼンハワーは大統領辞任演説で〈産軍複合体〉という言葉を初めて使用し,軍部と軍需産業が結合して不当な力を獲得する危険性を国民に警告した.この告別演説の背景には,1957年のソ連による人工衛星打ち上げ成功を契機に米国でミサイル・ギャップ論が登場し,大々的に軍備増強が叫ばれていた状況があった.この演説は,社会的均衡が崩れることを憂慮したもので,軍備及び軍需産業それ自体を否定した演説ではなかったが,のちにベトナム戦争が激化するなかで,産軍癒着の実態を批判する視点から重視されるものとなった.日本では,雑誌《世界》(’62年7月号)で都留重人が初めて紹介している.〔参〕アメリカ学会訳編《原典アメリカ史6》1981.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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