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菅生事件上告棄却[政]1960.12.16

菅生事件上告棄却[政]1960.12.16

   1952年6月2日零時すぎ大分県菅生村の駐在所でダイナマイトが爆発した.すでに警官が周辺を包囲しており,近くで共産党員2人が逮捕され,共産党の武力闘争と宣伝された.’55年7月2日大分地裁は駐在所爆破などで有罪判決をしたが,被告らは市木春秋なる人物が仕組んだと主張していた.共産党や弁護団の努力で現職警官戸高公徳の関与が判明,マスコミも協力して戸高を証人尋問することができた.’58年6月9日福岡高裁は爆発物は内部に仕掛けられたとして無罪判決をし,最高裁も検察官上告を棄却した.戸高も爆発物譲与で起訴されたが,結局刑を免除された.〔参〕諫山博《駐在所爆破犯人は現職警官だった》1978.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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