病院スト[労]1960.11.1
病院スト[労]1960.11.1
長らく前近代的労使関係のもとに封じ込められていた看護婦など医療労働者は賃金・労働諸条件の改善を要求して1960年夏から’61年春にかけて続々と決起.東京医労連7組合1400人のこの日の統一ストを先頭に,全日赤,健保労連,全労済などの全国組合,新潟・京都・岩手など各県医労協がこれに続き,全国で125組合300病院,6万人が参加する大闘争に発展した.これは医療労働者の最初の産業別統一闘争で,大幅賃上げや労働時間短縮など大きな成果を獲得するとともに,医療改善の国民的共闘を固め,また日本医労協の組織を拡大させた.〔参〕富岡次郎《日本医療労働運動史》1972.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。