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社会党構造改革論[政]1960.10.13

社会党構造改革論[政]1960.10.13

   11月総選挙に向けて予定されていた第19回臨時大会は,浅沼刺殺抗議大会の形になった.この大会の総選挙闘争方針は,〈国民諸階層の生活向上を中心目標とする方向に経済構造を変革する.そのために反独占の国民連合を組織し,独占の政策を制限する運動を起こす〉と構造改革論を明示していた.江田および本部書記局員らによる構造改革の路線化には,やがて太田総評議長や向坂逸郎らによる批判が展開される.構革路線は抵抗闘争の否定の上に成り立っており,改良主義に陥る危険が強いとするのが主たる批判であった.しかし,第19回大会は浅沼刺殺抗議大会となったので,この大会では構造改革論批判はまだ行われなかった.〔参〕月刊社会党編集部編《日本社会党の30年2》1975.貴島正道《構造改革派》1979.⇒1961[政]3.6.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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