炭労第27回臨時大会[労]1960.9.6
炭労第27回臨時大会[労]1960.9.6
8月10日の第3次藤林斡旋案は,〈解雇問題収拾のために1ヵ月の整理期間〉をおき,〈会社は昨年末の指名解雇を取消し,解雇該当者はこの期間満了の期日をもって自発的に退職したものとする〉という,第2次案よりいっそう組合側にきびしいものとなった.8月18日からの炭労大会では,本部の条件付き事態収拾案が出され白熱した論議が展開された.大会は10日間中断した.9月2日からの続開大会も,途中代表者会議に切りかえられ,一時延期したが,4日再開後6日に至り,反対派の強い批判を押し切るかたちで〈条件付き事態収拾〉を行うことが決められた.9月8日,三池労組も炭労大会決定を確認し,三池闘争はここに事実上,終結に至った.〔参〕三池炭鉱労組編《みいけ20年》1967.⇒1961[労]9.9.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。