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三池争議第3次斡旋案[政]1960.8.10

三池争議第3次斡旋案[政]1960.8.10

   福岡地裁は7月7日ホッパー周辺立入禁止の仮処分を決定し,同月20日早朝執行吏は2万人のピケ隊を排除すべく1万の警官隊を出動させた.放置すれば2桁の死者,3桁の負傷者がでかねない事態にいたり急遽中労委の藤林会長は職権斡旋にのりだし,労使双方に前代未聞の斡旋内容白紙委任を求めた.炭労がこの申し入れを受諾し衝突は直前に回避されたが,労使が見守るなか8月10日にだされた斡旋案は第2次案と同様に指名解雇を認める内容であった.しかし,すでに運動の限界を感じていた総評,炭労は苦脳のうちに斡旋案受諾を決め三池争議は収拾にむかった.〔参〕《みいけ20年》1967.⇒1960[労]9.6.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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