英,フォーレイ生産性協定[国]1960.7.12
英,フォーレイ生産性協定[国]1960.7.12
エッソ石油のフォーレイ工場で残業手当による労務費を削減するため,職種間の縄張りを緩和して要員の移動を自由にする代償として,基準賃金の引き上げを認める企業内協定が成立した.これを模範として他産業でも組合規制や労働慣行の停止と引き換えに賃金引き上げを行う協定が結ばれる例が多くなったが,しだいに所得政策の規制を免れる賃上げの手段に変質した.〔参〕栗田健《現代労使関係の構造》1978.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。