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三池炭鉱新労働組合[労]1960.3.15

三池炭鉱新労働組合[労]1960.3.15

   三池争議の本格化につれ,会社側の組織攻撃も強まり,三田村四郎らの行う労働学校への受講生の送りこみなどをつうじ〈批判勢力〉が形成されていった.そして臨時中央委員会の開催要求を行うとともに,3月15日の同委員会では遂に途中退場し,〈批判派〉は〈三鉱労組刷新同盟〉を結成した.その衣がえが三池炭鉱新労働組合(組合長菊川武光)の結成であった.結成時3076人であったが,その後増え,4月末現在で〈新労〉4944人,三池労組9001人であった(三池労組調べ).こうした〈新労〉発足により,三池争議は労使間紛争のみならず,労・労紛争も含み,複雑かつ流動的な局面をむかえた.〔参〕三池炭鉱新労組編《これが真実だ――三池新労の歩み》1960.三池炭鉱労組編《みいけ20年》1967.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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