日米新安保条約[政]1960.1.19
日米新安保条約[政]1960.1.19
1960年,安保条約を双務化する意図で,主として日本側の積極的な申し出により,〈日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約〉が調印された.新安保条約の特徴点は米軍に日本防衛を義務づけた見返りとして,極東の安全のために米軍の基地がおかれることを日本側が認めたことにある.10年の固定期間をすぎた自動延長の段階で,新安保条約は,日米共同声明で新たな意味付与がなされる構造となり,米日韓軍事同盟体制を正当化する条約として機能しつつある.〔参〕富森叡児《戦後保守党史》1977.⇒1970[政]6.22.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。