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米,鉄鋼労組スト[国]1959.7.15

米,鉄鋼労組スト[国]1959.7.15

   不況下で協約改訂期を迎えて使用者側は,向こう1年間の賃上げ停止を主張した.全米鉄鋼労組は大幅賃上げを要求し,大統領の要請を受け協約を延長して交渉したが妥協に達せず,鉄鋼産業史上最大といわれる50万人以上の労働者がストに突入した.その影響で25万人の失業者が発生するという事態に,大統領は97日目に国家緊急事態としてスト差し止め命令を発したが,組合の控訴により116日目の10月21日にようやく命令が発効し,職場復帰が行われた.’60年1月3日に3年間の協約が締結された.この争議の喪失労働日数は,アメリカ全体の過去3年間の総計を上回る4200万日に達した.〔参〕アメリカ労働省《アメリカの鉄鋼争議と団体交渉》1963.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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