社会党〈階級的大衆政党〉を確認[政]1959.7.6
社会党〈階級的大衆政党〉を確認[政]1959.7.6
1959年春の統一地方選と参院選の敗北で,鈴木執行部は責任を追及された.党主流としての鈴木派は,6月23日〈党の階級性の明確化〉を中心とする再建策を発表したが,これを口火に党再建論争が活発化した.中心は社会党は階級政党か,国民政党かであった.論争の過程で,左派主流の鈴木派が主導権を回復し〈階級的大衆政党〉論が確認され,党の性格論争に終止符がうたれた.〔参〕清水慎三《日本の社会民主主義》1961.⇒1959[政]9.14.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。