安保条約改定阻止国民会議[社]1959.3.28
安保条約改定阻止国民会議[社]1959.3.28
1958年12月に始まる民主団体・平和団体の活動とそこでの総評の積極的役割によって結成された.参加134団体.警職法闘争後ただちに安保共闘づくりに乗り出した社会党は全労・新産別の同調を待つうちに主導権をとりえなかったが,名称を〈改定阻止〉とすることに成功した.共産党の参加は社会党の反対を押して実現したが,事実上の決議指導機関であった幹事団体会議は結成をよびかけた13団体で構成され,共産党はオブザーバーでの出席にとどめられた.社共間の協定のないゆるやかな共闘組織としての条件で,国民会議は統一行動や地方共闘づくりなどに着手し,1年余の統一的運動を可能にした.〔参〕水口宏三《安保闘争史》1968.岡崎万寿秀《統一戦線運動》1970.⇒1959[社]8.21.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。