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名鉄,東急長期安定賃金協定[労]1959.3.8

名鉄,東急長期安定賃金協定[労]1959.3.8

   名鉄と東急の労使は,前後して賃金安定協定を締結し,賃金闘争の新しい動きとして注目された.東急労使が締結した協定は,〈賃金問題については当事者間において誠意をもって自主的調整により解決する〉としたうえ,1959年3月16日から3年間について,各年度の昇給額を定め,’59年度は1410円,’60年度と’61年度についてはその年度の調停案または斡旋案または大手他社妥結額のいずれかの1250分の160を増した額とした.名鉄労組は,〈’60年度の賃金闘争に参加する権利を留保する〉としたうえで,’59年度4月から1400円,’60年度4月から1250円の賃上げを行うという2年間賃金協定提案を受け入れた.〔参〕《資料労働運動史・昭和34年》.《名鉄労組30年史・下》1978.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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