日本労働協会[政]1958.9.15
日本労働協会[政]1958.9.15
1958年はじめ,政府は,〈経済基盤強化資金〉15億円を基金として,労働問題についての研究・教育・啓蒙にあたる日本労働協会を設置する法案を国会に提出した.この法案は,官製の労働者教育を行うものであるとの,総評・社会党などからの批判があったが,結局成立し,5月2日公布された.所要の手続を経て,9月15日協会が成立し,初代会長には前田多門が就任した.《週刊労働ニュース》《日本労働協会雑誌》刊行のほか,〈労働大学〉など労働者教育活動,さらにプロジェクト研究の組織化など多方面の活動を行った.〔参〕《日本労働協会の歩み》1993.⇒1990[文]1.2.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。