八幡製鉄戸畑作業長制度[経]1958.9.1
八幡製鉄戸畑作業長制度[経]1958.9.1
八幡製鉄は戸畑製造所の操業開始にさいし,従来の現場監督制度を再編し,作業長制度を実施した.そのねらいは一方で旧〈職長〉の職務内容を整理単純化し,技術的・工程管理的職能をスタッフ組織に吸収してラインアンドスタッフ制を確立,他方で労務管理機能を強化,労働者の個別管理を徹底することにあった.その後,八幡地区,鉄鋼他社でも導入され,企業の職場管理強化に多大の意味をもった.〔参〕明治大学社会科学研究所編《鉄鋼業の合理化と労働》1963.小松広編《作業長制度》1968.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。