第1次ウィーン綱領[国]1958.5.14
第1次ウィーン綱領[国]1958.5.14
オーストリア社会党が独立後の情勢に対応するために作成した新綱領で,B.カウツキー起草の草案に修正が積み重ねられて採択された.1947年の行動綱領を一歩進め,〈社会主義は完全なる民主主義〉であるとして,ファシズムの独裁と共産主義の独裁を共に否定し,さまざまな思想の共存を認めた.マルクス主義的な’26年のリンツ綱領からの方向転換とされ,’59年採択のSPDゴーデスベルク綱領に比肩するものとして位置づけられている.〔参〕M.A.Sully,Continuity and Change in Austrian Socialism,1982.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。