総評組織綱領草案[労]1958.5.5
総評組織綱領草案[労]1958.5.5
総評に設けられた組織綱領委員会が1956年から’58年まで2年をかけてまとめた長文の文書.内容は,企業主義を克服するためには職場闘争を労働組合運動の基調にすえるべきだとして,その職場闘争には,(1)職場活動による世話役活動,(2)組合機関による協約点検活動,(3)職場闘争の階級闘争化,という3つの活動分野を盛りこんでいる.だが,これが草案のまま,’60年の三池炭鉱争議で職場闘争重視路線の三池労組が敗北したため,事実上破棄される結果になった.〔参〕労働教育センター編《総評組織綱領と現代労働運動》1979.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。