法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   イタイイタイ病[文]1957.12.1

イタイイタイ病[文]1957.12.1

イタイイタイ病[文]1957.12.1

   1920年代後半より富山県婦中町を中心とする神通川流域に〈痛い痛い〉と泣き叫びながら死んでいく奇病が発生していたが,長い間原因不明のまま放置されていた.’57年12月1日,富山県医学会で婦中町の開業医萩野昇は,奇病=イタイイタイ病は鉱毒によるものであると発表.’61年6月24日には,日本整形外科学会で,萩野昇・吉岡金市の両名がイタイイタイ病は三井金属鉱業神岡鉱業所から排出されたカドミウムが原因であると発表し,その後,’68年5月8日には政府もイタイイタイ病の主原因が,神岡鉱業所より排出されたカドミウムであることを認めた.〔参〕萩野昇《イタイイタイ病との闘い》1968.⇒1968[社]3.9.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ