低姿勢論(総退却論)[労]1957.9.10
低姿勢論(総退却論)[労]1957.9.10
1957年9月10,11日の《読売新聞》が掲載した太田薫総評副議長の談話のなかに,敵の攻撃が激しい時には〈退却だ〉とか〈三十六計逃げるに如かず〉という発言があった.’57春闘で国労の抜き打ちストに次ぐ新潟闘争がおこり,当局の処分に組合は後退を余儀なくされ,8月の総評大会では〈姿勢を低くしたたたかい〉が強調された.こうした総評指導の傾向をとらえた太田発言は当時の流行語になった.〔参〕《総評20年史》上,1974.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。