57春闘[労]1957.3.11
57春闘[労]1957.3.11
前年後半からの神武景気のもと,太田・岩井派が総評主流となり,3月中~下旬に官民統一の高原闘争が展開された春闘.2月26日の公労協等の春闘第2波を経て,3月11~15日の第3波が最大のヤマ場となり11~12日国労半日職場大会,全逓休暇闘争11~13日,炭労全山一斉72時間スト,11日私鉄スト等まさに高原闘争となった.また,仲裁裁定実施をめぐる16日の岸・鈴木会談,業績手当支給に絡む23日の国労抜き打ちスト,26日の初の最賃制統一行動,国鉄スト処分に端を発する国鉄新潟闘争等,運動上の諸争点を提起した春闘でもあった.妥結結果は前年を上回り,労働省調べで,民間1518円,8.6%であった.〔参〕小島健司《春闘の歴史》1975.⇒1957[経]5.8.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。