〈社会主義へのイタリアの道〉[国]1956.12.8
〈社会主義へのイタリアの道〉[国]1956.12.8
イタリア共産党第8回大会のテーゼ.民主主義と社会主義とを結びつけたことで知られている.その内容は,戦後新たに生じた経済・社会・労働情勢についての総合的判断から,特定の条件のもとでは,ブルジョア民主主義的手段を通じて平和的な構造改良が可能であるという見通しのもとに,〈現在の民主的革新と全社会の社会主義社会への転換〉を提案し,このような変革へと前進するという点にある.このテーゼに対しては,フランス共産党などから批判が出され,改良主義とどの点で異なるのかという問題をめぐって論争が行われた.〔参〕山崎功《イタリア民主主義の研究》1959.⇒1958[国]12.19.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。