中政連(日本中小企業政治連盟)[社]1956.4.11
中政連(日本中小企業政治連盟)[社]1956.4.11
中小企業の発展と地位向上を目的に,鮎川義介らが中小企業者を結集して設立した政治団体.岸信介・藤山愛一郎を参与に,全国500支部,会員70万人を擁した.岸内閣下に最大の力を発揮し,’57年11月中小企業団体組織法を成立させ,また中小企業金融公庫法・中小企業基本法・中小企業近代化促進法などの制定運動も展開し,中小企業事業税の大幅減税も実現させた.その後,日本中小企業団体連盟(日中連)との確執を強め,組織内部にも運動の理念や方針をめぐって対立が生じ動揺をみた.中政連は’59年に入るや,鮎川自身が第5回参議院選挙違反事件で議員を辞職したことにより,事実上解散した.〔参〕日本経済新聞社編《私の履歴書・経済人9》1980.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。