教育3法反対闘争[労]1956.2.20
教育3法反対闘争[労]1956.2.20
1956年は戦後教育体制再編の節目の年であった.第24国会に相次いで上程された教育の国家統制を意図した教育3法案(臨時教育制度審議会法案,地方教育行政の組織及び運営に関する法律案,教科書法案)に反対する闘争は,1月19・20日の日教組第39回中央委員会,2月20・21日の第13回臨時大会で全国統一行動方針が決定され,2月22日の日教組・国民文化会議・子どもを守る会主催による教育を守る国民集会の開催を皮切りに,3月の教育3法反対全国一斉職場大会(9日),郡市単位総決起大会(10日),教育を守る全国一斉部落懇談会(12日),4月から5月にかけての新教委法反対の教育関係27団体の反対声明,700万署名の提出などが展開され,また,矢内原東大学長ら10大学長反対声明,滝川京大学長ら関西13学長声明,日本教育学会の反対意見書採択など運動に幅と厚味が加えられた.〔参〕《日教組20年史》1967.⇒1956[文]6.30.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。