社会党統一大会[政]1955.10.13
社会党統一大会[政]1955.10.13
保守合同による安定政権党結成の動きが進むとともに,革新陣営でも統一社会党への動きが活発になった.いくつかの予備会談を経て,1955年1月に両社党ともに臨時党大会を開いて統一への態勢をととのえた.10月13日,神田共立講堂で統一大会が開かれ,綱領,運動方針を定め,委員長鈴木茂三郎,書記長浅沼稲次郎と左社優位を反映した人事を決定した.11月15日には保守合同成って自由民主党が誕生し,いわゆる2大政党対立の政治構造が実現した.しかし,この〈55年体制〉は保守・革新の力の差によって,以後一方的に保守の政権独占という体制をかためたものとなった.〔参〕月刊社会党編集部編《日本社会党の30年》1976.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。