三鷹事件判決[政]1955.6.22
三鷹事件判決[政]1955.6.22
二審の東京高裁は実質審理を1回もせず,1951年3月30日竹内景助について無期懲役を死刑に変える判決をした.上告審ではこのことが鋭く争われたが,最高裁大法廷は結局弁論を開かないまま,上告を棄却した.8対7の1票差で竹内の死刑が確定した.竹内はその後再審請求をするなど無罪を主張しつづけたが,’67年1月東京拘置所で脳腫瘍のため死亡した.〔参〕田中二郎ほか編《戦後政治裁判史録・1》1980.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。