草の実会［社］１９５５．６．１２

   朝日新聞の〈ひととき欄〉に投稿する主婦たちの全国グループ．〈少しでも社会を住みよく〉することを願い，〈新しい井戸端会議といった会合〉を求めて結成された．〈草の実がこぼれてお仲間が沢山できますように……〉という気持から会名をきめたが，勤評・砂川にはじまり’６０年安保にすすむ政治情勢の変化が会に動揺を与え，最盛期に千五百人台に達した会員は，安保後，千人を割った．しかし，憲法やＰＫＯ問題で現在も行動している．機関誌《草の実》．〔参〕思想の科学研究会《共同研究・集団》１９７６．草の実会《草の実・３０年の記録》１９８４．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。