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地方銀行争議[労]1954.7.30

地方銀行争議[労]1954.7.30

   全銀連は1954年5月の定期大会で市銀・地銀を通じて平均13.3%の賃上げ要求を決定した.各組合は7月30日一斉に要求を提出したが,8月10日の指定回答日には拒否もしくは回答が延期された.全銀連は交渉打開をめざして8月末にリボン着用の統一闘争方針を打ち出したが,市銀関係労組の反対により実現せず,その後の賃上げ闘争の中心は地銀労組に移行した.8月末から七十七,鹿児島,広島,第四,伊予,青森,山梨中央等の地銀労組は,時間外・休日出勤拒否,時限・24時間スト,さらにピケ等の実力行使を行い,七十七銀行をはじめとして要求に近い形で妥結した.伊予,山梨中央銀行では闘争中に組合分裂が生ずるなどしたが,11月1日の山梨中銀の争議解決で地方銀行争議も終決した.〔参〕《資料労働運動史・昭和29年》.⇒1956[労]7.27.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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