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近江絹糸争議[労]1954.5.25

近江絹糸争議[労]1954.5.25

   1954年5月労働組合を結成,6月2日〈仏教の強制絶対反対,結婚の自由をみとめよ〉など22項目の要求書を提出,6月4日無期限ストに突入した.会社側は臨時労働者や猛犬によって組合側ピケ隊と対抗,寄宿舎内の労組員に対する給食停止の兵糧攻め,組合員の親元に偽電報を打ち親元に帰るよう画策するなどの不当労働行為を行った.闘争は長期にわたり,熾烈な様相を呈した.人権闘争として世論の共感をあつめた争議は,’54年9月16日要求をほとんど獲得し,106日にわたる争議は解決した.全繊同盟をはじめ多数の労働組合,革新政党,国際組織からの支援もよせられた.〔参〕全繊同盟《近江絹絲大争議の経過》1954.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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