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私鉄争議[労]1954.4.25

私鉄争議[労]1954.4.25

   私鉄総連各組合は,1954年2月10日に1月以降新賃金として一律2000円+αを要求したが,交渉は進展しなかった.私鉄総連は3月9日に臨時大会を開き,(1)大手組合は中央交渉,(2)4月中旬ストを決定した.これにもとづき翌10日私鉄経営者協会に中央交渉を申し入れたが,交渉方式をめぐり17日に決裂した.4月17日には中労委の斡旋案が出されたが私鉄総連はこれを拒否し,4月25日に第1波ストを行い,65組合約8万人が参加した.この後,4月29日に第2波,5月3日に第3波ストが行われたが,同日関西大手組合が100%アップで妥結することにより私鉄争議はほぼ終了した.〔参〕《阪急電鉄労働組合30年史》1976.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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