造船疑獄事件[政]1954.4.14
造船疑獄事件[政]1954.4.14
吉田内閣の末期,自由党幹事長佐藤栄作,同政調会長池田勇人は,政府融資への見返りとして海運・造船業界から選挙資金の調達を行い,これが収賄事件として東京地検特捜部の摘発を受けた.佐藤の逮捕は,法相犬養健の指揮権発動により直前に阻止され,佐藤は政治資金規正法違反で起訴されたのみで終わる.被疑者が122人という大規模な疑獄事件であった.〔参〕後藤基夫ほか《戦後保守政治の軌跡》1982.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。