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左派社会党綱領[政]1954.1.21

左派社会党綱領[政]1954.1.21

   1953年1月の左社第10回大会は綱領策定の方針を決定し,委員長和田博雄のもとに綱領委員会を設置した.同委員会では社会民主主義の立場から第三勢力論を主張する和田,日本の独占資本を主敵とし社会主義平和革命を主張する向坂逸郎,伊藤好道ら,それに民族解放社会主義革命論の立場と具体的な組織論を重視する清水慎三らのあいだに論争がおきたが,前二者の妥協によって伊藤の執筆にかかる草案が作成された.’54年1月の党大会では,民族独立の課題をより重視する若干の修正が行われたうえ可決された.’55年には左右の統一がおこなわれ,統一綱領が制定された.左社綱領は短命に終わった.しかし,統一社会党誕生後も,左社鋼領は社会党左派とくに社会主義協会系の基本方針として重視されつづけた.〔参〕大竹啓介《幻の花》下巻,1981.⇒1955[政]9.6.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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