民労連,総評脱退声明[労]1953.8.20
民労連,総評脱退声明[労]1953.8.20
民労連は,1953年5月27日に開いた全国代表者会議で,地評に対決する地方組織の確立や来る総評大会における本部方針案への対案提出の決定等,総評指導部に対する対決姿勢を明らかにしていた.総評第4回大会で,運動方針原案に対し,民労連に属する4単産の対案を提案したが,すべて否決された.ここで,それまでの総評内での批判運動に限界があるとして,全国代表者会議が開かれ,新組織の結成が決定された.7月27日に海員組合,9月28日に全映演,11月14日に全繊同盟がそれぞれ総評脱退を決定し,民労連結成後の労働戦線再編の動きは新たな段階に達した.〔参〕《総同盟50年史》3巻,1968.⇒1954[労]4.22.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。