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全自動車3社共闘統一スト[労]1953.7.17

全自動車3社共闘統一スト[労]1953.7.17

   1953年春の全自動車の賃金闘争で,日産,トヨタ,いすゞの大手3社共闘は,いずれも賃上げ要求を拒否され,日産は組合活動の制限まで突きつけられた.そこで3社共闘は統一して局面を打開するため,6月14日から残業拒否を,7月3日から連日1時間ストを敢行し,11日以降は部分ストを継続的に行った.しかし,7月16日,日産は団交決裂し,トヨタ,いすゞの交渉が進展しなかったため,3組合は17日より,組立て部門の無期限ストに突入した.しかし,トヨタ,いすゞ両分会は,スト反対派の台頭のため,8月初旬,賃上げ要求を保留,一時金中心で妥結した.こうして,日産分会が取り残され,全自動車の誇る3社共闘にヒビが入った.やがて,日産争議敗北後の決定的分裂へと突き進む.〔参〕《日本労働年鑑》27集.⇒1953[労]8.11.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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