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平和の戦列[社]1952.11.16

平和の戦列[社]1952.11.16

   むのたけじ(武野武治)が再軍備に反対する一切の勢力をめざして横手市で組織した政治集団である.1953年には250人をこえ,多くは農民であった.むのは’45年8月15日に朝日新聞記者をやめ,’48年2月2日の創刊以来ミニコミ紙《たいまつ》を横手で発行しつづけてきたが,政治的には労農前衛党を経て旧東亜連盟系の協和党に属した.〈平和の戦列〉も同党の特徴とされた再軍備絶対反対論の1つの実践である.やがてむのは協和党から離れ,〈平和の戦列〉も’55年2月の総選挙では革新3党の共同を提議する.しかし共同はならず,むのが出馬して惨敗,組織も消滅へ向かった.〔参〕むのたけじ《たいまつ16年》1963.木下半治《日本右翼の研究》1977年.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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