全日通笹島支部懲戒処分撤回闘争[労]1952.10.24
全日通笹島支部懲戒処分撤回闘争[労]1952.10.24
賃金清算払いを求める職場大会が就業規則及び労働協約違反だとし,責任者等の懲戒処分に端を発した闘争.6月18日の〈職場常会〉に対し7月15日,処分が通告された.事件は拡大,発展して本社対全日通に及んだ.7月10日,組合は愛知地労委に調停申請し,9月14~15日,名古屋で全組合員総決起臨時全国大会を開いた.さらに組合は9月29日に〈スト体制を急げ〉との指令を発した.こうして闘争体制を強める中で10月15日,愛知地労委は,懲戒処分を取り消し,自主交渉で解決するようにとの調停案を提示した.そして労使双方これを受諾し,この争議は解決した.〔参〕《全日通労働組合運動史》3巻,1961.⇒1953[労]3.19.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。