石川皐月,村八分事件[文]1952.6.-
石川皐月,村八分事件[文]1952.6.-
静岡県上野村の一村落で,参議院議員補欠選挙のさい,有力者が投票場の入場券を集めて歩き,同一人物が何度も投票し,選挙管理者もそれを黙認したという事実が明らかになった.それを投書で明らかにしたのは富士宮高校生であった石川皐月であった.村落の人びとは,この少女の一家に対し婚礼と葬儀以外の付き合いを一切停止するという古くからの制裁を加え社会問題化した.〔参〕正村公宏《戦後史・下》1985.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。