労闘スト[労]1952.4.12
労闘スト[労]1952.4.12
破壊活動防止法および労働三法改悪に反対して行われた総評系組合を中心とするゼネスト.講和・独立後の治安取締り・労働運動抑圧体制の強化をめざし,吉田内閣は,国家公安保障法(この構想はのちに破防法として結実),集会デモ取締法,ゼネスト禁止法(この構想はのちに緊急調整制度として結実)等の治安立法と労働三法改編を企図した.これに対し総評を中心とする労働法規改悪反対闘争委員会(労闘.1951年6月発足)’52年4月から6月にかけ破防法案および労働三法改正法案の国会審議に対応する4波に及ぶゼネストを組んで反対した.このゼネストに対し労働省や日経連は政治スト違法論で批判したが最高107万人(第2次)が参加し,ゼネスト禁止法阻止,破防法修正など一定の成果を上げた.〔参〕《総評20年史・上》1974.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。