京大天皇事件[社]1951.11.12
京大天皇事件[社]1951.11.12
天皇の京大巡幸を多数の学生が〈平和の歌〉の合唱で出迎え,全学自治会の同学会は単独講和や再軍備に関する天皇への公開質問状の手渡しを要望した.しかし,これを拒否する大学当局は警官隊の学内導入,13日の同学会解散,学生幹部8人の無期停学処分を強行した(同学会の再建は1953年).天皇の戦争責任を直接問うただけに,保守政党やマスコミは事件を重大視し,学生を非難した.〔参〕三一書房編集部編《資料戦後学生運動・2》1969.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。