平和国民大会[社]1951.9.1
平和国民大会[社]1951.9.1
平和推進国民会議主催で開かれた平和国民大会は,社会党・総評ブロックにおける平和4原則の確立をめざす運動の出発点となった.この日東京・九段の靖国神社には,主催者の予想をうわまわる60余団体・5万人が参加し,全面講和・中立堅持・再軍備反対・言論集会結社の自由の実現を高唱した.デモ行進にはインドの仏教会から贈られた〈平和の牛〉が先頭にたち,また全愛協加盟の全金属と全自動車もストライキを敢行してデモに参加し,大会を盛りあげた.平和推進会議はこのあと,社会党・総評の協力を得て2日から1週間〈平和街頭演説会〉〈平和講演会〉を都内各地で開催し,さらに平和4原則実現のための署名運動,青票獲得運動(国会議員への講和・安保両条約批准反対要求)を展開した.〔参〕月刊社会党編集部《日本社会党の30年・1》1974,文化評論1982年6月号.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。