山田鋼業所事件判決[政]1950.11.25
山田鋼業所事件判決[政]1950.11.25
生産管理とは労働組合が争議目的達成のため一時的に経営組織や資材等を占拠し,自ら経営を管理・運営する争議戦術で,使用者の生産サボに対抗し1946~47年頃急速に広まった.第一審は学説の影響をうけ緊急性などの条件を付して無罪としたが,第二審は有罪となった.この戦術が下火となる時期の最高裁大法廷は生産管理の違法性を明言した.〔参〕森長英三郎〈生産管理〉(《新労働法講座》4巻,1967).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。