英,鉄鋼国有化[国]1950.10.9
英,鉄鋼国有化[国]1950.10.9
労働党政府(1945~’51年)は,炭鉱,運輸などと並んで鉄鋼業の国有化を実施した.鉄鋼業は鉄鋼連盟のもとに強力な独占体制を形成していて,価格,投資,技術面で弊害が大きく,基幹産業としての公的責任が果たせないでいるというのが理由であった.それだけに資本と保守党の抵抗は激しく,他産業より成立が遅れたうえ,その後も民有・国有の紛糾が続いた.〔参〕高橋哲雄《イギリス鉄鋼独占の研究》1967.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。