警察予備隊[政]1950.7.8
警察予備隊[政]1950.7.8
マッカーサー書簡にもとづいて,将来日本軍の基幹となることをみこして作られた軍事組織.同書簡の直接の契機となったのは1950年6月に勃発した朝鮮戦争のため在日米軍が朝鮮に移動するという事態であった.書簡は当時の内外世論を考慮して警察の増員を認めるという偽装を施していたが,実際に組織されたのは軍隊であった.予備隊は’52年に保安隊,’54年に自衛隊へと改組拡充された.〔参〕読売新聞戦後史班編《再軍備の軌跡》1981.⇒1954[社]6.9.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。