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朝鮮戦争[国]1950.6.25

朝鮮戦争[国]1950.6.25

   第2次世界大戦終了後,40余年間にわたって,第3次世界大戦は回避されつづけたが,代理戦争としての局地紛争は,つねに世界のどこかで火を吹いていた.東南アジアもその例外ではなく,1950年には朝鮮半島で3年間にわたる軍事衝突が発生した.第2次大戦終了後の38度線を境とするソ連軍と米軍の軍事占領は,そのまま朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国の分裂国家体制として固定され,冷戦状況へ突入した.朝鮮戦争の発端が,分裂国家のどちらの側による軍事行動の開始によるものであるかについては,当時からの論争が依然としてつづけられている.朝鮮戦争は,世界大戦発火点としてのアジア情勢,原子戦争の危機,社会主義国平和勢力説への懐疑,分裂国家と民族解放戦争,等々の現代的問題を提起した.〔参〕油井大三郎〈朝鮮戦争と片面講和〉(《講座日本歴史・現代1》1985).




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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