5・30人民大会事件[社]1950.5.30
5・30人民大会事件[社]1950.5.30
前年の〈5・30〉事件(東京都公安条例反対闘争で東交の橋本金二が死亡した事件)を記念する決起大会であった.皇居前広場で開かれたが,警察官のスパイ行為の摘発をめぐって米軍人とのトラブルがおこり,8人の労働者・学生がMPに逮捕され,軍事裁判にかけられた.この直後,6月2日に警視庁は東京都内の集会・デモを全面的に禁止し,それはさらに全国に拡大された.軍事裁判の結果は重労働7年から15年という重刑であった.〔参〕大河内一男・松尾洋《日本労働組合物語》戦後Ⅰ,1969.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。