東芝争議[労]1949.7.26
東芝争議[労]1949.7.26
民間製造業における改正労働組合法・集中排除法下の企業整備反対闘争の代表的な〈6600人馘首反対〉闘争.前年12月から加茂工場・川岸工場の争議が始まっていたが,1949年7月5日主力の堀川町工場で4581人の人員整理が発表された.これを機にアイバンホーの火落しをめぐり会社・組合間で争ったが,16日には火落し完了・解雇通告発送・組合分裂,22日には堀川町解雇者の83.5%が自発退職する.その後,東芝労働組合連合会は,7月26~30日第1波,8月17日第2波(同日松川事件発生)等の波状ストをくり返し,同時に不当労働行為の申立,企業再建整備法にもとづく〈意見書〉提出等多彩な活動を展開,11月16日争議妥結の仮協定を締結する.〔参〕山本潔《東芝争議1949年》1983.石川忠延《東芝風雲録》1986.⇒1945[労]12.14,1949[政]8.17.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。